会長挨拶

第120回日本産科麻酔学会学術集会開催にあたって

会 長 竹田 省

 この度、第120回日本産科麻酔学会学術集会を順天堂大学産婦人科学講座の担当にて、平成28年11月26日(土曜)に都市センターホテル(東京都千代田区平河町)におきまして開催させていただく運びとなりました。学術集会テーマは「分娩周辺期の痛みを考える」と題しまして特別講演、教育セミナーなどを企画いたします。助産師、麻酔科医、産科医の立場から活発に議論していただければと思います。本学会は、年々麻酔科医の参加が多くなっており、麻酔科領域のsubspecialtyとして、注目をあびているように感じています。産科側でも、昨今の無痛分娩希望者の増加に伴い、本格的な無痛分娩をはじめようとしている施設も多く、今後この学会もますます活発になってくると思われます。
 昨年、第119回日本産科麻酔学会学術集会(順天堂大学麻酔科教授 角倉弘行会長)は、日本産婦人科手術学会と併催し、過去最多の参加者数を得て、熱い議論を2日間に渡って行いました。今回は、1日での開催ですが、無痛分娩、産科麻酔、超緊急麻酔、全身管理、日後疼痛管理など産科麻酔に関するさまざまな最新の話題を産科側、麻酔科側の両方から議論し、共通の認識をもてるようにしたいと思っています。また、産科の立場からは、無痛導入による児心拍数図への影響、発熱などの麻酔特有の合併症や分娩停止、微弱陣痛など産科管理に関するものなど多方面から検討し、議論したいと考えています。終了後には情報交換会も開催いたしますので、麻酔科、産科の先生方とも意見交換し、親睦を深めて戴きたいと思います。
 是非、多くの助産師、医師、研修医、学生の皆様の演題発表とご参加をお待ちいたしております。医学生、初期臨床研修医の先生方は無料で学会参加・演題応募が可能です。短いながらも濃厚な一日になるように願っております。若い先生方も大いに勉強になると思いますので,お誘い合わせ奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。

第120回日本産科麻酔学会学術集会
会 長 竹田 省
(順天堂大学産婦人科学講座 教授)

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